4 時代に乗り遅れないために

up 2024.3.23

 退職してから14年目になる。退職後からの母の介護(僕は夜担当、5年後死去)、癌治療(4年前、経過観察中)、低血圧(起床時100以下)など体調管理に気をつけながら、滞っていた親戚や離れている子供たちとの往来や会話などに努めてきた。その間、母が自宅看取りをということで、介護向きの家を新築もした。母は2回目の新宅に4年ほど住んで他界した。退職後に新築できたのは、健康な身体をくれた親と良き理解者(伴侶)があってのことだと感謝している。

 でも、退職後も一貫して頭から離れないことがある。それは、Z世代といわれている若者が遭遇している時代環境と彼ら/彼女らの生活力、学校教育サイドから言えば生きる力の貧弱さの原因/要因はなんだろうかということだ。そして僕自身も生きる力をキープするためにはどのような努力が必要なんだろうかということだ。

時代に乗り遅れないように努力していることを紹介しよう。2の「僕はどんなふうに生きているか」のスキルアップ編だ(もう年齢的にスキルアップではなく、ブラッシュアップ、いやボケ防止・認知症対策かも)。他人から見ればほぼばかげた取り組みだが、価値観・生き方が相対化され埋没していく激動過ぎる時代のアイデンティティ保持の僕なりの秘策なのだ。見動きが取れないコロナ禍時代のなせる技(悪あがきという)だったのかもしれない。少し専門的になるが以下の4点の取り組みを紹介しよう。

視野を広める(ネット編)

視野を広める(ムービー編)

視野を広める(読書編)

視野を広める(ホームページ編)

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視野を広める(ネット編,ひたすら集める)

ここ数年の僕の情報収集の王様はiTunePodcastsだ。なんと8TB(約8000GB)のハードディスクがパンパンだ。よくゲットボタンをクリックしたものだ。はじめはダウンロードしないでそのまま再生していたが、みんながネットを使い始める退社時間後の深夜までの時間帯は再生状況マークがぐるぐる回っているだけで音がでない。情報ハイウェイがパケットで渋滞しているのだ。スイスイの時間帯もしらべてみた。早朝4時以降だ。徹夜組も仮眠体制にはいるようだ。夕刻の100倍は早い(iTuneではダウンするバイト数と時間がリアルタイムで表示される)。

そのうち、わざわざ混雑しない時間帯に起きて聞くスタイルからあらかじめダウンロードしておいて聞くスタイルに変化(進化)した。これが災いのもとだった。集め始めるとなぜかもっと欲しくなり、余計なものまで集めてしまうのだ。でも、これには別の必然もあった。iTuneが無料で提供するファイル総数は300と限られ、古いものから消されてしまうのだ。また、1週間ぶんしかアップしないラジオ放送局もあるからだ。(このため、weekly編は週に1回程度アクセスしている)

そんな訳で3年ほどで、8TBのハードディスクがパンパンになってきた。でもそのうち2TBは15年ほど前から集めてきたラジオBBCの音声ファイルだから6TBといったところだ。これをどのように分類し、聞きたいときにサーチができて、イヤホンで持ち運びができるようにするかは、なかなかのノウハウだ。このシリーズ(Z世代と生きる僕)の次のシリーズ、テクニカル編で紹介したい。

以下に紹介したリスト以外にデジタル蔵書として半年に1回程度アクセスするpodがある。データ量から言うとこれが99%以上を占める。内容は以下の通りだ。

weekly(週に1回程度アクセス)

├─_このファイルは毎日更新・聞き次第消去

├─Advisory Opinions

 詳細

etc編(月に1回程度アクセス)

├─_このファイルは蓄積型

├─3 Martini Lunch Podcast

├─Academy of Ideas-1

│ └─Academy of Ideas

 →詳細

pod-news(月に1回程度アクセス)

├─1A

├─60 Minutes CBN

├─CNN 5 Things

 →詳細

weekly編、etc編、pod-news編のツリー構造は上の”詳細”をタップすると見ることができる。これはpodcastsをダウンロードした時に自動的に作られるフォルダ名だ。このフォルダ名をコピーしてiTunepodcasts画面の右上の検索窓に貼り付けるとほぼ直ちに検索結果をビジュアルで画面に表示してくれる。あとは希望の検索結果のアイコン(ガシェットみたいな表示)をクリックすると再生リストが最新版から順に表示されるので、希望の音声ファイル(mp3形式)の左端ボタンで再生、または右端の入手ボタンでダウンロードできる。いたって簡単だ。

僕はダウンロードした音声ファイルを2時間ぶんmp3プレーヤーに移動してイヤホンで聞いている。2時間程度としたのは、格安のmp3プレーヤーなので、4時間程度でバッテリー切れになる。そこで2時間の音声ファイルが2周りすると4時間聞いたことになり、そこでバッテリー切れとなる。ここで具合よく次の新しい音声ファイルに交換できるからだ。連続的に聞かなくても、トータル4時間のバッテリー切れで英語のヒアリングの時間のノルマ(1日の目標)が完了するいう仕組みだ。充電に40分ほどかかるので、2台買って交代で使っている。このスタイルを始めてからまる1年になる。ひたすら集めひたすら聞くの毎日だ。ちなみにこのmp3プレーヤーは千円弱でおもちゃみたいだが、とても軽くスピーカーもついていてお風呂でのんびり聞くことも楽しいものだ。

このホームページもそうだが、僕はとにかくお金をかけないで学習することを選択し続けてきた。これには訳があって、それは教員時代、お金のかからない学習教材、生徒が自由にコピーして使える教材を探し、開発し、生徒に提供することを信条としてきたからだ。僕は基本的にさまざまな学習材を購入させることを前提とした教育は好きではなかったしすべきではないと考えてきた。生徒にもさまざまの家庭の事情があるからだ。また僕は働きながら夜間大学に通い学資をため、その資金をもとにその上の大学、大学院へと進学した。この経験もこのような価値観を持つ背景になっている。ひたすら集める、ひたすら聞く、なんでもひたすら自分でやってみる、この愚直さを備えた僕は団塊の世代の典型なのかもしれない。

>>次回に続く<<

჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻ Ꙭ

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