4 時代に乗り遅れないために

up 2024.3.27

視野を広める(ムービー編、ひたすら観る・聴く)

youtubeを本格的にスキルアップに利用しようと考えたのは家を新築してからのことだ。新築するとき、僕が3Dで描いた家の設計図にパソコン用1部屋、インターネット光回線と1階と2階に連携型のwi-fi機器設置場所、僕のデスク、録画用テレビアンテナの壁差し込み口など、希望通り完成したが、10年の間に、日当たりのいいその部屋はかみさんのパソコン兼リラックス専用ルームになっている。今はまだ寒い日が続き、猫のようにときどきこたつにもぐりこんでいる。僕は母が他界後、母の介護対応のために作った部屋に機材を運んで、今ではデジタルゴミ屋敷になっている。そのため僕はキッチンテーブルの端を間借りして、食事兼コーヒータイム兼夫婦のおしゃべり空間のなかで”ひたすら”キーボードをたたきこの原稿を書いている。

youtubeも情報収集のために見始めたのだが、その目的は勉強ではなく、特に有名大学でどのような授業が行われているか、その講義テーマと講義の様子、学習材やシラバス(内容とレベル、配当時間)を知りたかったからだ。

真っ先に見たのがMITだ。youtubeとは別にwebで詳細なシラバス、講義テキスト、試験問題と場合に寄っては解答例もアップされている。いくつあるのだろうかと3年前に調べたことがあるが、数千本の講義内容がwebで公開され、youtubeでもビデオがアップされていたのには驚いた。youtubで東京大学や京都大学のアップ教を調べてみたが、”これから”という印象だった。

現在のYoutubeURL

 MIT→

 東京大学

 京都大学

MITのシラバス例→

僕がお気に入りのyoutubeURLのランキングベストスリーは以下の通りだ。

1位 greshamcolledge

特に市民大学公開講座が優れもの。英国での一般人対象の講義だが、先端研究をとても分かりやすくビジュアルな構成で講義している。中世の光景を想像させる。講義録テキストもdocpdfexel形式でアップされ、英語の勉強にもなる。

2位 MIT

理数工学が最高水準、詳細シラバスの公開。ICTを駆使した講義と思いきや、なんと僕が大学で受けた上下移動式の巨大黒板でのチョークによる講義には驚いた。あらかじめ準備されたプレゼン画面ではなく、教授がチョーク1本で、先端理論をなにも見ないですらすらと黒板に書き説明するスタイルは僕が求めるまさに手づくりの授業だ。

3位 Yeal university(心理学、人文社会学)

僕は退職したら文学、歴史学、哲学、心理学を学びたいと思っていた。文学と歴史学と哲学は、大学では理解がいまいちだったが、数年まえごろから、特に哲学書は読んでいてなぜかそれなりに理解、というか著者の考えに納得できることが多くなった。書物については③の視野を広める(読書編、ひたすら読む)で取り上げる。心理学の雄、Yeal大学での心理学や人文社会学の講義がどのように展開されているかとても興味がある講義映像だ。英語も語彙の乏しい僕にとって難解な講義だ。それでも理工学系の僕にとって意味不明の講義は50年前にタイムスリップしたなんともワクワクする時間だ。ここ5年ほどは講義のアップがなく残念だ。

講義数の多さと学問体系がしっかりしているのはインドの***で、NVIDEAなど、優れた理工学者を世界に輩出する理由もかくありなんと感じた。もう一度大学の理工学を体系的にインド流に、インドレベルで、1講義2~4単位の内容を124単位学びたい人にピッタリだ。特に数学、物理学、力学、化学など、基礎科目の講義が充実している。(URL→    )

国際情勢や****がいい。

短時間で学ぶ子供仕様のおもしろ解説では、①や②がお勧めだ。①を見つけたのは***年前で、まだ続く長者番で当時学生ユーチューバーのようで元気で新鮮に感じていたが、今では年齢も進み、その様子を見るにつけなんとなく寂しい気持ちになる。

というわけで、youtubeの当初の目的である英語の学習兼世界の大学の講義をのぞくことについて紹介した。yotubeの動画はそれ以外にも大変役立った。役立ったという過去形を使ったのは1つは目が衰えてきて最近はあまり見なくなったことと、孫たちが小学校や中学に進学する年齢になり、孫と一種に幼児・子供動画を見る機会がなくなったことだ。孫たちは生まれた時からyoutubeにどっぷりつかった生活を送っていた。tabletandroid3あたりから使い始めた根っからのポストZ世代だ。

マニュアルがないと使えなかった僕たち世代と違い、スラスラと何の抵抗もなく34の孫が使うのは脅威だ。彼ら/彼女らの世界はひたすら見る→ひたすら遊ぶの世界なのだ。peppakid,babyshark,origami(usagi)


,gakusyuu,paiint,***などはアッという間に簡単なピンポンゲームを作ってしまった。全員配布のタブレット効果が効いているようだ。参考のためにお気に入りyoutubeURLリストを紹介しよう。用途別に分けてあるので、内容は見当がつくとおう。希望のリスト名をコピーしyoutubeの画面で検索するとその再生リストが表示されるはずだ。乗り遅れないためにが乗り遅れた世代になりそうだ。


視野を広める(読書編、ひたすらななめ読みする)

僕は月に15~20冊ほど公立図書館から借りて読む。斜めにだ。そしてお金をかけないでだ。初めは、僕の弱点である人文学、社会学の教養を高めるためにやや無理をして読んでいたのだが、途中から面白くなり、いつの間にか、中毒になってしまった。不思議なことに本を返すと読んだ内容(記憶)まで図書館にかえしてしまうようだ。そこで一計を考え、表紙と目次をスマホで撮るかコピーして感想をかくことにした。記憶はなにか手がかりがあると思い出すことができるようだ。僕の場合だが。図書館の仕組みで驚いたのが、図書館相互貸し出しシステムがあった事だ。このおかげで県立図書館の蔵書を近くの図書館経由で借りることができた。県税を一律に集める関係で県立図書館のサービスも県民全員に平等に貸し出しという配慮だろう。市立と県立の図書館でたいていの本は読むことができる。2kmはなれた大学の図書館も市民に開放している。読書好きにはありがたい時代だ。

本の選択には決まった方針はなく、新聞やビジネス書、教育専門月刊書、図書館のwebによる新刊案内などで目にとまった(なぜかピンとくる)本を借り、その本に紹介されている関連図書と借りるとった”いもずる型読書”だ。ここ1~2年は全集読破にも挑戦している。最近の優れものは岩波に世界歴史、日本の政治史、

かわったところでは、ヘーゲルの有名な大学の講義ノートが文庫本で出版されたことだ。youtubeの編で述べたが、僕は大学での講義内容と講義方法に興味がある。ヘーゲルの講義ノート以外にもたくさんあるようだ。全集でいえば2つ紹介したい。ひとつは鈴木大拙全集のほとんどが無料で入手できたことだ。どなたかの本がリサイクル扱いになり、偶然にも僕のところにまわってきたのだ。大学の英語の講義でdaisetsu Suzukizen and artsが使われいつか全集を読みたかったので、大変うれしかった。もうひとつは大月出版のマルクス・エンゲルス全集だ。足掛け2年弱で30巻あたりまで読んだ。まだ先は長い。この全集を読むことになったきっかけは資本主義の資本のもつ理不尽さというか、働いて得られる富(価値)の分配の不平等さだ。20円の大根がスーパーにならぶと148円になる。数か月かかって20円の大根ができたのにお店では前日に仕入れて148円。これには理由があるのだが、富の再配分という観点からみると生産者の労働対価が”搾取”されているように感じたからだ。労働者の半数までになった様々な形の非正規労働者、研修生の名を借りた外国人雇用など、富の再配分に不公平さを感じるからだ。現代は雇用者と労働者以外に個人事業者も多く、マルクスの経済モデルの想定と異なっているが、富の再配分のバランスの偏りという指摘は傾聴しておく必要がありそうだ。

ムービー編でも述べたが、Yeal大学の英語の講義は僕にとってハードルが高い。そこで図書館で偶然見つけたのがyeal大学業書だ。全  巻ある。大学12年生対象で****について分かりやすい説明だった。


視野を広める(ホームページ編、ひたすらキーボードを打ち続ける)

ホームページを開設してからひたすらキーボードをたたく毎日が続いている。久しぶりに指先がしびれる。僕は学生のときにオリベッティのハンディたいプのタイプライタを使用していたので、コンピュータキーボードはローマ字入力あった。でも、コンピュータグラフィックスの執筆中に指先がしびれるようになり、キー入力をひらがなに代え、キーをたたく回数を減らした。同時に入力スピードも2倍以上になった。何しろ、半分で済むのだ(”か”は英文字の”T”を一回たたくだけでよいので)。でも指先が少しチカチカ、ジーンジーンとしびれている。先日、ノートパソコンの電源が入らなくなり、古いやや大型(15インチ)のノートパソコンに変えたところ、キーの押した感じが全然違い、入力ミスが続出した。指先は多少しびれても打ちやすいキーボードがいいと思った。

立ち上げてからまだ2週間ちょっとだが、頭の時計はかなり時間がたった気がしている。ここ10数年、こんなにキーをたたいたことがなかったからだ。そうなった原因はホームページは設計図なしでスタートしたため、ドロナワ方式になったのだ。こうありたい、このようにしたい、簡単にできるだろ、と始めたが、(スマホで見て)使いにくい、ダサイ、など、作っては壊しの毎日が続く事になった。ホームページ制作は経験がないので仕様書など書けないのだ。場当たり的な開発姿勢が、随時更新型で私的な教育教材集積サイトとなり、名称も”web+瞑想=発散”に落ち着いてしまった。試行錯誤を繰り返しながら、最近やや落ち着いてきた感がある。サイトの内容は”web+瞑想=発散”的だが、開発しているほうはなるべく発散しないように務めている。おかげでずいぶんと情報の扱いに関する視野を広めることになった。詳しくはシリーズ2で紹介するが、開設することによって初めて、情報の持つ重みと扱うものに求められる責任の重さを嫌というほど感じさせられた。最終的によりどころとしたのは、文化庁のテキストだ。一般図書では、****がよくまとまっていて、暗記できるまで何度も読み返した。学校教育の場でも大いに役立つことと思う。

情報の持つ重みと扱うものに求められる責任の重さを痛感した

発散しないよう迷うたびに原点(何のために始めたのかという)思考を繰り返した。

つづく


჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻჻ Ꙭ

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